気を、失った。
ゆっくりと、おれは目を開けた。
・・・なんだか、長い夢を見ていた気がする。
ぼーっとする頭で数回瞬くと、段々意識がハッキリしてきた。
見慣れない天井。
時間は分からないけれど、視界が明るいから夜ではないと思う。
「起きたのか?」
不意にかけられたそれは、
→船長の声だった
→ペンさんの声だった