コハク・ヒスイの故郷に行った方は大丈夫です。
OKの方はスクロールお願いします↓
* 節分 * クンツァイト「ヒスイ。オマエの故郷には豆を撒く習慣があるのか。」 ヒスイ「あぁ?んだ、そりゃ。」 クンツァイト「先程、里の者が呪文を唱えながら豆を放っていた。」 ヒスイ「呪文ん〜・・?あぁ、今日2月3日か。節分だよ、節分。」 クンツァイト「節分…?豆の名称か。」 ヒスイ「行事の名前だ。今日はそーやって豆撒いて、悪いモン追い出して福を呼び込む日なんだよ。」 クンツァイト「何故豆なのだ。」 ヒスイ「確か大昔、鬼に見初められて連れて行かれた娘を取り戻すために、家族が炒った豆を鬼にぶつけた事から始まってるって聞いた気がするけど…詳しい事は忘れた。」 クンツァイト「・・・そうか。」 ヒスイ「んで、豆撒いた後は長寿を願って、歳の数だけ豆を食うんだっけな。」 クンツァイト「そういう行事なのか。」 ヒスイ「そーゆー行事らしいぜ。あー、あと太巻き寿司を恵方に向かって食べるってのもあったな・・・。」 クンツァイト「恵方・・・吉とされる方向か。」 ヒスイ「そ。毎年変わるらしいぜ。誰が決めてんのか知らねぇけど。」 クンツァイト「理解した。オマエの家でもするのか。」 ヒスイ「あぁ、今日が節分なら叔母さんが準備してんじゃねぇ?」 クンツァイト「豆撒きもか。」 ヒスイ「あぁ。…どうしたんだよ。誰もお前に2000個食えなんて言わねぇから大丈夫だっての。」 クンツァイト「否。自分は今日、里に入らない方が良いと思っただけだ。」 ヒスイ「は?何でだ?」 クンツァイト「・・・お前を見初めた覚えがある鬼だからだ。否、正確に言うとオマエは女性ではないため見初めるという単語を使用するのは間違っているが。」 ヒスイ「いっ・・・意味分かんねぇ!テメェは鬼なんかじゃねーし、俺だって好きでテメェの傍に居んだから、関係ねぇだろ!?」 クンツァイト「…ヒスイ・・・」 ヒスイ「この話は終いだ!オラ、そろそろ夕飯だから下に降りっぞ!」 クンツァイト「了解した。あと、先ほどの言葉はヒスイからの大切な言葉ライブラリに登録しても良いか。」 ヒスイ「んなもん作ってんじゃね・・・あーもう、勝手にしろ!!」 夕食後 クンツァイト「(太巻き寿司を必死に食すヒスイの画像を、お楽しみライブラリに登録完了。)」 忘れるといけないので、今のうちに節分ネタ。 炒り豆の鬼の話は水方のウロ覚えなので、深く突っ込まないで下さ… 2009.01.25 水方 葎 |