※砂漠らへんの小ネタです。
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* 限界突破 *

クンツァイト「警告。この砂漠は人間が耐え得る環境ではない。砂漠に棲む魔物もこの環境に適応し、他の地域よりも手強くなっている。」
ヒスイ「・・・。」
クンツァイト「気温・風速共に、既に限界を突破している。」
ヒスイ「だぁら、それ、が、どうし・・・たよ・・。」
クンツァイト「我々が飛ばされたこの場所は他の者が飛ばされた所より東に位置し、岩肌が少なく風も強い。地理的にも砂漠の中で非常に悪条件が重なる場所だ。」
ヒスイ「・・・。」
クンツァイト「加えて、先ほどよりも明らかにヒスイの言葉数が少なくなっている。」
ヒスイ「うっせぇよ、この、機械野郎・・・そんなに、・・俺と、お喋り・・してぇのか・・・」
クンツァイト「肯定。気を保ったままでないとヒスイは意識を手放してしまう。」
ヒスイ「・・・っのヤロウ!俺がそんなにヤワだって言いてぇのか!?」
クンツァイト「怒りでも憎しみでも何でも良い。自分にスピリアの何かを向けていろ。そうすれば自分も、ヒスイは生きているのだと安心する。」
ヒスイ「ケッ!何が安心だ・・・。機械野郎に心配してもらうほど・・・弱く、ねぇよ・・!」
クンツァイト「オマエが活動停止したのならば置いて行くが、それまでは魔物ばかりの砂漠において強い戦闘力となる。生きてもらうぞ。」
ヒスイ「テメェは、戦闘力関係なく、今すぐ、スクラップにしてやりてぇ気分、だぜ・・・・!」
クンツァイト「・・・前方30mに魔物を捉えた。接近戦にてかく乱を実行する。後方支援を頼む。」
ヒスイ「・・・背中に、矢が刺さらねぇように、気をつけろよ、この野郎・・!」
クンツァイト「留意する。」

クンツァイト「怒りでも憎しみでも何でも良い。自分にスピリアの何かを向けていろ。そうすれば自分も、ヒスイは生きているのだと安心する。」


ヒスイ「・・・ったく・・・あんな台詞、機械が言うモンなのかよ・・?」






お互い知らず知らずクン→←ヒスな感じ。
クンツァイトは素で殺し文句を言えると思う(ヒスイに対して)

2008.12.31    水方 葎