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* A green pepper! * 「すまんが美羽、今日の晩御飯は私抜きにしてくれないか?」 梁山泊の夕食は、時間が決まっている。 兼一の修行は6時迄、そして御飯は6時半から全員が揃って食べる事になっている。 当初は屋根裏で食べていたしぐれも、他の超人達が兼一で遊びながら御飯を食べているのが羨ましくなり今では皆と一緒に食べている。今では立派な兼一弄り要員だ。均衡を保つためにされていただけの会話も、兼一が来てからは明るく賑やかになっている。 そしてそんな(彼にしたら不幸以外何ものでもない)日常が当たり前になりつつある、ある日の事。 「あれ?岬越寺師匠は?」 美羽の料理を毎日楽しみに、いの一番に席に着いた兼一は辺りを見回す。ぞろぞろと集まる師匠たちの中に彼の姿が見当たらないのだ。皆が席に着いてもその姿はなく、岬越寺が座る席に料理も無い。 「今夜、ちょっと出掛けるらしいですわ。遅くはならないらしいのですが、夕飯はいらないとの事でしたの。」 最後の料理を運んできた美羽がそう答えて大皿を机に置き、エプロンを外す。修行中何も言ってなかったのに、と心の中で少々頬を膨らませた兼一は素っ気無い返事を返す。続いて口を出かけた質問は違う人間によって行われた。 「あぁ?あのヤロ、何処行ったんだ?今日の夜の修行メニューどうすんだよ。」 「心配要りませんわ。メニュー表を部屋に置いといたからそれを見てくれ、と伝言頼まれましたの。」 逆鬼の仏頂面に笑顔で返す美羽。修行メニューは師匠ごとに任されているとは言え、全体で統率を取らなければ効率的な修行は出来ないと思った秋雨は、大まかな修行メニューを決めているのだ。そう、生かさず殺さず、な程度に。 心配事はそれだけだったのか、逆鬼は美羽の言葉を聞いたきり何も言わずにビール瓶を手で割り、中身を流し込んだ。 「ほっほ。まぁ、良いではないか。彼にも都合があるんじゃよ。ほら、折角の見羽の料理が冷めてしまうぞ?」 少しばかり好ましくない空気が流れたのを感じた長老は、手を叩いて皆を促した。 そうして一人欠けた夕食が始まった。 「あ。」 「あ。」 「・・・あ。」 ガツガツと勢い良く音を立てて食べ始めたアパチャイや静かに端を運ぶ長老を他所に、剣星、逆鬼、しぐれの三人はピタリと同時に端を止めた。まるで見計らったかのように三人同時だったので、美羽が慌てて声をかける。 「ど、どうかしましたか?」 首を捻る兼一を他所に、自分の料理に何か異物でもあったのだろうかと心配になって膝立ちになる美羽だったが、三人の箸はまたも同じタイミングですぐさま進められた。口をへの字にしてご飯をかき込む逆鬼と手早く端を進めるしぐれとは別に、剣星は綺麗に盛り付けられた皿の上にある"ソレ"を箸で指す。口にはいつものいやらしい部類の笑みを浮かべて。 「"コレ"よ、美羽。」 「え?」 「秋雨どんが出掛けた理由ね。」 皿の上の端先には…そう、野菜独特な苦味と匂いがある、緑色の。 「ああ!忘れてましたわ〜!!」 「えっ!?師匠ってピーマン駄目なんですか!?」 美羽と兼一が同時に声を上げた。 今夜のメニューのおかずにはピーマンと茄子の胡麻炒めが一品盛られている。温かなそれは豚肉も一緒に炒められており、茄子の旨味とピーマン独特の仄かな苦味がとても美味しそうである。美羽はしまった、と己の料理配分を悔いた。秋雨のピーマン嫌いが発覚してからも「気を使わないでくれ」と言われていたのだが、美羽はピーマン料理をする頻度を減らしたのであった。それでもピーマン料理をする時は秋雨の皿からピーマンを抜いたり(主にアパチャイの皿に移動するのだが)していたのだが、今日は失念していたのである。 自己嫌悪に陥っている美羽をしどろもどろ励ます兼一に、剣星は苦笑した。 「そういえば兼ちゃんは長老と修行に行ってた時だから知らないね。」 「まぁ、いずれは発覚する事だし、別にバレても良いんじゃねぇか?」 「アパチャイ、秋雨のピーマン貰うの好きだよ!」 好き勝手言う師匠たちに、兼一は顔を上げた。 「でもまさか、岬越寺師匠に限ってそんな…。ピーマンが嫌いだなんて」 有り得るんですかソレ、と続ける。 普段人間離れした所業をいくつも見せられ、失礼ながら此処の師匠たちを人間というカテゴリに入れていなかった兼一は驚きを隠せない。それに、大人でも好き嫌いがあるという癖のある食べ物が駄目、というわけではなく子供が苦いからと駄々を捏ねるような、ピーマン。兼一も幼い頃は苦いし臭いし美味しくないと親を困らせた記憶があったのだが、今では別に何とも思わない。 そんなピーマンを、あの岬越寺師匠が嫌いだなんて。 「人間意外性が大切、って事ね。」 「馬師父…それは違うと思うんですけど・・・。」 一人頷き食事を勧める剣星に兼一は項垂れた。 「でも本当不思議ですよね。ピーマンが嫌い、かぁ…」 箸を進め、ピーマンを摘み上げながら兼一は腑に落ちない顔をする。 「俺にも苦手な食いモンはあるけどな。食べれない程じゃないぜ。」 「逆鬼は甘すぎるものが駄目・・・だ。」 「まーな。酒と食っても旨くねぇだろ。」 逆鬼としぐれの会話に兼一は、逆鬼の基準は全て酒じゃないか、と諦めに似た笑みを漏らした。その隣で美羽は落ち着きを取り戻したものの、ピーマンを見て少し唸った。 「良い機会ですわ。皆さん、食べられない物とかあったら先に仰って下さいな。私、気をつけますから。」 「美羽、アパチャイ嫌いなもの何も無いよ!」 「そうね。秋雨どんがちょっと特別なだけね。」 「ぼっ、僕もありませんから!」 アパチャイと剣星に続き、以前長老との修行で飢餓と云える程の空腹感を味わった所為で好き嫌いが無くなっていた兼一も高らかに宣言する。まあ彼の場合、元々美羽の手料理というだけで好き嫌いは半減していたのだが。 「でも、剣星に言われるまで秋雨がピーマン嫌いなの知らなかっ…た。」 そんな賑やかな食卓の中、しぐれが箸を置いてポツリと漏らす。 ピタリと止まった空気になおも続ける。 「今まで沢山の時間一緒に過ごしてきたのに、秋雨の事、何も知らなかったのか…な。」 しぐれにとって秋雨は父代わりというよりも"自分"を知ってくれている数少ない人間の内の、特別な位置に居る存在であった。自分の中でそんな大きな存在になっている秋雨なのに、嫌いな食べ物一つ知らなかったのか、と俯き目を伏せる。兼一が修行に出たあの日、始めて知った事実はまだしぐれの中で処理しきれないでいるのかもしれない。 「んな事言ったら、よ。俺だって知らなかったぜ。」 ポリポリと後頭部を掻きながら、バツが悪そうにしぐれに続いたのは逆鬼である。 「べ、別にアイツの嫌いなものなんか興味ねぇけどな!?・・・まぁでも、知ろうとしなかった、っつーかよ…。」 「秋雨、相手の事はすごく考えるのに、自分の事は考えないようにさせてるよ。アパチャイ、たまに悲しいよ。」 アパチャイの発言には兼一がドキリとした。何だかんだ言って(日頃のアレな行いがアレでも)、此処は梁山泊。豪傑達が住まう場所。お互い何とも思ってない訳など無いし、相手の感情を読み取る事にも長けている。アパチャイも然り、肌で秋雨の事を感じているのだろうが核心を突いた言葉だった。 「食べてる時も皿を下げる時も、ピーマンを除ける動作が自然すぎて、私も気付きませんでした…」 何かどんよりとしてきた空気の中、剣星が茶碗の中にある最後のご飯一口を飲み込んだ後、場の雰囲気を変えるように笑みを広げる。 「ほら皆、元気だすよ。おいちゃんは、嫌いなものを知るより、秋雨どんの好物を知っていたほうが良いと思うね。」 「うむ、そうじゃな。嫌な顔をさせるものを知ってるより断然良いじゃろう。それに秋雨くんは今まで上手く隠し通せていたからのう、彼が自分から言い出さない限り、こっちから深入りするのは失礼じゃろうて。」 長老の言葉に顔を上げたしぐれは小さく頷いた。 「分かっ…た。秋雨が色々話してくれるまで、待って…る。」 しぐれを筆頭に他の面々も自分で納得したらしい。 沈んだ空気は霧散したかのように見えた・・・が。 「でも…考えてみれば、秋雨さんが出て行ったのは夕飯を作る前ですわ。」 美羽の一言で、再び場の空気が固まった。 つまり、秋雨が外出した理由とピーマンは何ら関係が無かったということになる。 「ったくよぉ…。」 夕飯の会話を思い出しながら逆鬼はメニューを持ってくるために秋雨の部屋へと歩いている。無駄な会話ではなかったのだが、ああいうしんみりとした空気が苦手な逆鬼は何かに愚痴らずにはいられなかった。 二階へ軽くジャンプで上がり、奥を目指す。冬が近い所為か空気は冷え、辺りは薄暗い。節約、というより暗くても周りを把握できるので廊下に電気をつける機会すらなく、蛍光灯は埃を被っている事だろう。年末、大掃除に手入れをさせられるだろう事を思って溜息をついた。 「ん?」 ふと気が付くと、秋雨の部屋からは明かりが漏れている。 消し忘れた訳でもあるまい、用事が済んで帰ってきたのだろうとふんでドアを軽くノックする。 「開けるぜ。」 構わないよ、と返事が返ってきたのを聞いてからドアを開ける。逆鬼の考えは当たっていて、丁度荷物を部屋に下ろしたらしい秋雨が逆鬼を振り向いた。 「ただいま、逆鬼。」 「お、おう…」 夕食の会話を思い出し、何だか秋雨のことを考えているのが気恥ずかしくなってきた逆鬼の返事は小さかった。だが別段気にする風でもなく、秋雨は机の上に置いてあるメニュー表を手に取った。 「修行はこれからだろう?すまないね、持って帰ってきたモノの後片付けをしたいんだ。」 また後で道場に顔を出すよ、と続けるが、逆鬼はメニュー表を受け取ろうとしなかった。 秋雨はそんな逆鬼の様子を不審に思い首を傾げて再度呼びかけるが、返事は無い。 「・・・あのよ。今日の晩飯、ピーマン使った料理があってよ。」 真剣な面持ちのまま話し始める逆鬼に何かを感じ取ったのか、秋雨は黙って彼の話を聞くことにしたらしい。メニュー表を机の上に戻し、きちんと逆鬼に向き直る。 「それで、その…」 「私がピーマンが食べられないから出掛けたんじゃないか、と?」 「いや、まぁ、最初はそう思ってて、で、お前の事にそのまま話が移ったんだけどよ。」 「・・・。」 「しぐれやアパチャイとか、俺も、いや、皆だな。お前の事心配してたぜ。他人の感情は敏感に読み取るくせに、自分の事は読み取らせないっつーか、相手に思わせない、っつーか・・・。ピーマンの一件もそうだな。しぐれが"ずっと一緒にいたつもりだったのに全然分からなかった"っつって凹んでたぜ。」 とりあえず頭に浮かんできた言葉を捲くし立てて、痒くも無いのに頬を掻く逆鬼。 秋雨の表情は相変わらずで、琥珀の瞳は静かに逆鬼を見つめていた。 「そうか。皆には心配をかけてしまっているみたいだね。」 「結局長老に"自分から話してくれるまで待て"って言われて落ち着いたんだけどよ、・・・ま、最終的にはお前が出掛けた理由にピーマン関係ない事が発覚しちまって。」 「ははは。」 想像に容易い結末に思わず笑ってしまう秋雨。目の前で溜息をつく逆鬼は面白く無い顔をした。 「美羽の奴、最初に気付けってんだ。」 「まぁまぁ。うん、皆には後で声をかけておこうかな。」 「ま、俺が伝えたかったのは、もう少し自分を出してみても良いんじゃねぇかって事だからよ。後はお前に任せるぜ。」 「・・・そう、か。」 不意に逆鬼から視線を外し、窓を向く秋雨。 そのまま黙って窓を開け放すと、外の冷えた空気が一気に部屋へと流れ込んでくる。 「逆鬼。」 「お、おぅ。」 「私はね、ピーマンが嫌いなのではなくて、食べられないんだ。」 風に乗って聞こえた微かな声に、逆鬼は疑問を持つ。 「食べられねぇって…」 「ああ、アレルギーとかじゃないよ勿論。」 くすくすと笑う表情には、どこか諦めが含まれていた。 「昔ね。・・・まあ、色々あったんだ。」 それから、駄目なんだよ。 初めて見せる秋雨の自嘲に、逆鬼は心臓を鷲掴みされた気分だった。 言葉が喉を通らず、息すらもままならないような錯覚を覚える。頭の中が真っ白になってしまい、逆鬼は窓の外の闇に消えてしまいそうな秋雨を見詰め続けた。しんと静まり返った部屋に、外の風がざわめく音だけがやけに耳に響く。 部屋の殺風景ともいえる白さと、窓の外の闇色のコントラストが目に痛い程だ。 「(・・・・闇…?)」 「すまない、こんな話をして。誰にも話した事は無かったんだが…」 窓枠に手をかけ視線を外へはずす秋雨に、逆鬼は漸くゆるりと動き出した。 一歩、二歩、近付いて、秋雨の細い腕を力任せに引き寄せて抱き締める。 結構力強く引っ張ったというのにバランスを崩すことなく、加えて抵抗するそぶりも見せない秋雨はそのまま逆鬼の腕に収まった。 「…どうしたんだい、いきなり。」 「窓、閉めるぜ。」 秋雨の質問には答えず、逆鬼は低く唸るように声を出した。 薄くしなやかな筋肉がついただけの、梁山泊の中では細い部類に入る秋雨は逆鬼の右腕にスッポリと収まり、逆鬼は左手で素早く窓を閉めてカーテンを引く。突然抱き締められたにも関わらず平然としている秋雨は、逆鬼がまるで外を威嚇している犬のようだと思う。 「逆鬼。」 きっちりとカーテンまでしたにも関わらず、逆鬼は何も話そうとはしない。 これは時間がかかるかな、とそのままの体勢で力を抜いた秋雨に、逆鬼は声をかける。 「そうやってろよ。」 「え?」 「力入れすぎなんだよ、お前…。」 「・・・。」 秋雨の肩に力が入ったのを感じ取って、逆鬼は苦笑した。 「いや、その、何だ…。あー…その、・・・っと、悪ぃな、いきなりよ。」 自分でも自分がしたことをあまり理解できないでいるのか、しどろもどろ言葉を紡いだ逆鬼は漸く秋雨を手放す。 秋雨にもバレないよう、ほんの一瞬だけ窓を睨んで。 「逆鬼。私なら大丈夫だよ。すまないね、ピーマン一つでこんな事になってしまって。」 「いや。此処にはよ、頼られるのを嬉しく思っても迷惑だとか思う奴なんて一人も居ねぇ。それだけは頭の中に入れとけよ。」 「・・・有難い、事だね。」 少し俯いて言う秋雨に、いつものようなしなやかな力強さは感じられなかった。まるで、水や空気のような静けさだけが彼を纏っている。ゆるりと逆鬼に背を向けて、先程置いたメニュー表を手に取った秋雨は再び逆鬼に向き直った。 「もう、修行の時間じゃないのかね?」 頷いて、今度はちゃんとメニュー表を受け取る逆鬼。 「あぁ、さっきの話は、まだ皆には言わないでくれるかな。私自身、まだその件は…ちょっと、ね。」 置いた荷物に手を伸ばし整理を始める前に、逆鬼へ釘をさしておく。君なら言われずとも大丈夫だろうが、とも付け足しておく。 「分かってる。誰にも言うつもりはねぇよ。」 ヒラヒラと紙を振り、了承の意を伝えた逆鬼は、遅れた兼一の修行時間を取り戻そうと道場に向かうべく、ドアに手をかけた。出る前に何となく振り返った逆鬼は、丁度此方を見ていた秋雨と目が合った。 逆鬼の漆黒と、秋雨の琥珀が交じり合う。 「…これから、ピーマンはアパチャイじゃなくて俺に寄越せ。」 「え?だが…」 「お、俺がピーマン好きなだけだからな!別にお前の嫌な記憶を少しでも減らせたらとか、そんなんじゃねーよ!」 聞いても居ないのに弁解を始める逆鬼に秋雨は思わず笑いそうになる。駄目だ、彼は真剣なのだから笑ってはいけないと自制心を働きかけて、治まったところで礼を言う秋雨。 「うん、有難う。じゃあ、これからはそうさせて貰う事にするよ。」 おう、と照れ臭そうな返事を残して、パタンと閉じられたドア。 静けさが戻った部屋の中で、兼一がこの梁山泊に来てから以前よりもお互いの事を思い遣れるようになってきたメンバー達にも心の中で礼を言う。まだこれからも戦いの気配は絶えず"闇"が動き出した今、自分の事を心配している余裕など無いだろうに。 それでも秋雨は嬉しさを覚えずにはいられなかった。 一方、逆鬼は今日初めて見た秋雨の表情や、自分の行動に少し混乱していた。 「(頼りない訳じゃなくてだな…別に弱い訳でも、いや、何か弱いっつーか、儚い…。ん?男に儚いっつーのはおかしいのか?いや、だけどよ…)」 ごちゃごちゃと一人、堂々巡りな考えをしながら歩いているといつの間にか道場前まで来てしまったらしい。 ふと目に付く夜独特の暗闇。 コレか、と逆鬼は目を細めた。 「(闇になんか、渡してたまるか。)」 自分自身秋雨にした事の答えは出ていないが、コレだけははっきりと言える事だった。 後日の話。 「あ!逆鬼!秋雨のピーマン食べるのはアパチャイだよ!」 「うるせぇ!俺はピーマンが好きなんだよ!」 「ボクも秋雨のピーマン、食べてあげ…る。」 「おぉ、皆楽しそうね。じゃあ、おいちゃんも便乗してみようかね。」 「ほっほっほ。仲良き事は美しきかな、じゃのう。」 「皆さんが食べて下さるなら、もうピーマン料理は普通に作れますわね。」 「・・・。」 「岬越寺師匠が少し嫌な顔してますよ、美羽さん…。師匠たちも、何時の間にそんなにピーマンが好きになったんですか!」 A.ただ、秋雨のピーマンを食べたいだけ。 梁山泊の日常は、こうして平和に(?)過ぎていくのであった。 fin. ************* まだキャラが掴めてない感じ。 071001 水方 葎 |