●キャスケットの部屋について ロー「この前エロ本が開いて落ちてたぜ。」 キャスケット「開口一番妙な事言わないで下さいよ!!」 ペンギン「あれはキャスケットが定期購読してる雑誌だろう?」 キャスケット「おれがエロ本を定期購読してるみたいに言うのやめてくれませんか!?」 ロー「ただのグラビア頁か…。ッチ。」 キャスケット「何で舌打ちしてんの!?おれだって普通の雑誌くらい買いますよ!」 ベポ「小さな本棚にバックナンバーが揃ってるねー。」 キャスケット「小さいは余計だから!」 ペンギン「航海術の本もある程度揃ってるな。」 ロー「そういえば勉強してるとか言ってたな。」 キャスケット「はい!知識入れておいて悪い事は無いですし、意外と楽しいんですよ。」 ロー「その割に机の上は殺風景だな。」 キャスケット「う・・・。」 ベポ「この棚の上にあるサボテン、元気ないよー。」 キャスケット「ちょ、」 ペンギン「ん?お前これ洗ってあるのか?今ならまだ洗濯に間に合うぞ。」 キャスケット「〜〜!!もう出てって下さい!!」 ロー「まあそう言うなよ。健全な青年の部屋だって評価してやってんだ。」 キャスケット「マジいらないです、その評価。」 ベポ「壁にあるこのポスターはどこの景色なの?」 キャスケット「え?ああ、それは船長が勝手に貼っていったやつだから、何処かは…。船長も知らないって言うし。」 ロー「文句あるのか?」 キャスケット「無いから剥がさないんじゃないですか…。」 ペンギン「・・・(本棚見て)これは、日記か?」 ロー「お。いいもん見つけたなペンギン。」 ベポ「見たいみたーい!」 キャスケット「わああああああ最低だあんたらああああ!!」 ロー「どうせ3日分で真っ白なの分かってるから興味ねぇよ。」 キャスケット「見る前から三日坊主確定!?」 ベポ「でも見たい〜!」 ペンギン「紐が挟んであるから三日坊主にはなってなさそうだな。」 キャスケット「・・・・・。…ペンさんなら、見てもいいですけど・・・。馬鹿にしなさそうだし。」 ロー「あぁ?何でペンギンは良くておれは駄目なんだよ。」 ベポ「差別だ差別だ〜!」 キャスケット「区別です!ってか馬鹿にしなさそうだって言ったばっかじゃないですか!何にしても船長とベポは駄目です!!」 ロー「無理に見る気はねぇ。」 ベポ「ちぇー。ペンギン、何て書いてあるか朗読してよ!」 キャスケット「何てこと言うのー!!」 ペンギン「・・・。見てもいいなら、見るぞ。」 ペラ・・・。 パタン ペンギン「さて。そろそろ行くか。邪魔したな。」 ロー「?」 ベポ「???」 キャスケット「何ですか!?その反応!笑ってくれたほうがまだマシなんですけど!!」 ロー「あー、じゃあ行くか。」 ベポ「ベポもついてくー。」 キャスケット「ねぇ、ちょ、何これ!?みんなおれに対して扱い酷い!!」 ※ロー、ベポ、先に廊下へ出てく。 ペンギン「・・・キャスケット。この決意と気持ち、忘れるなよ。」 キャスケット「…! あ、は、はい!」 ペンギン「ふ・・・いい返事だ。」 『 ●月○日 晴れ 今日からこの船の一員として乗船することになった。 みんなが夜に、パーティを開いてくれた。 まだほとんど顔と名前が一致しないけれど、とても楽しかった。 船長も凄く楽しそうに笑っていた。 船長、と呼べる事が少し嬉しい。 おれは船長の笑顔を見ながら「死ぬときはこの人のために死ぬ」ことを決意した。 まだまだ弱いし何の役にも立たないかもしれない。 けど、今日の日のことは絶対に忘れない。 』 キャスケット「(・・・やっぱり。だからペンさんなら、見せても大丈夫だと思ったんだ。)」 Side K fin. キャスケットはいじられやすい。 彼の部屋は一般的男子高校生風だと思います^^ただ船上だからちょっとは片付いてるはず。 キャスケットは芯の部分で船長の存在が揺るぎないものとなってる気がする。 2009.05.16 水方 葎 |