●ベポの部屋について



ベポ「ベポの部屋は片付いてるでしょ〜?」
キャスケット「何、みんなしておれへ宛て付け?
ペンギン「片付いてるというより木箱とハンモックしかないだけだろう。」
ベポ「だって他にいらないんだもん!」
ロー「前から気になってたけど、この木箱は何が入ってんだ?」
ベポ「んー、キャプテンには、
ヒ・ミ・ツ★
ロー「別に無理矢理見ねぇけど、気になるな・・・。」
ベポ「ベポそれよりも今日キャプテンと一緒に寝た〜い!」
ロー「あぁ、そういえば最近一緒に寝てないな。たまには寝るか。」
ベポ「うん!たまにはハンモックも気持ちいいよ!」
ロー「そうだな、ふわふわしたベポの身体に包まれてると気持ちいいしなぁ。」
ベポ「ベポもキャプテンをギュッてしてると気持ちいいよー!」

キャスケット「
(おれ知ってる、おれ知ってる・・・!あの中凍らせたアザラシとか詰まってる・・・!)
ペンギン「どうした、キャスケット。」
キャスケット「いやあの実はそのあれの箱の中の事なんですけどっていうか中っていうか冷凍庫っていうか」
ペンギン「・・・?」
キャスケット「だからあのですね、そこにある四角い大きな箱の事なんですけどあれ実は」
ベポ「
キャ〜スケットッ♪
キャスケット「ヒッ!!?
ベポ「・・・・喋ったら承知しないよ。
ロー「あ?どうしたんだ?」
ペンギン「さあ・・?キャスケットが、その箱の中身がどうとか言ってるが…。」
ベポ「
この箱には夢が詰まってる★って言いたかっただけだもんね!」
キャスケット「あ、ああぁぁぁあああ・・・。」
ベポ「・・・・ね?
キャスケット「そそそ、そうなんです!この箱、ベポの夢が詰まってて!!」
ロー「夢ぇ?」
ペンギン「・・・・。(←何となく分かってきた)」
ベポ「そう!でもキャプテンには見せられないの!ゴメンネ?(首かしげ)」
ロー「別に気にしねぇよ。それより今日一緒に寝るんだろ?先に部屋から毛布持ってくる。」
ベポ「あっベポが運ぶよー!(とてとて)」


キャスケット「(こここ怖かった・・・!)」
ペンギン「全く・・・船長のベポ妄信も程々にしてもらいたいものだな。」
キャスケット「ホントですよ…って知ってたんですか!?」
ペンギン「お前とベポを見てれば分かる。気付かないのは船長だけだ。」
キャスケット「そ、そうっすか・・・。」
ペンギン「第一あんなに身体の大きいベポが船内の食事だけで足りる訳がないだろう?熊はもっと脂肪のあるものを食べなければいけないからな。」
キャスケット「ですよね!いい加減ベポも船長にアザラシを丸々食べてますって言えばいいのに!」
ペンギン「いや、気付いてるさ。」
キャスケット「え?」
ペンギン「ベポがひたむきに船長を想って隠してるから、船長も知らないフリをしている。・・・そういう事だ。」
キャスケット「・・・・。そっ、か・・・。そうなんですね…。おれ、そんな事もわからずに、」
ベポ「ちょっとキャスケット邪魔〜!(毛布持ってきた)」
キャスケット「
ぐぇっ!(壁と毛布に押しつぶされる)」
ベポ「(ハンモックに毛布かけて)これでオッケ〜!あとは寝るだけだね、キャプテンッ!」
ロー「はは、まだ寝るには早いぜ、ベポ。」
ベポ「でももうベポ眠い〜!」
ロー「夜飯食いっぱぐれるぜ?」
ベポ「それはヤだ!」
ロー「ははは。」




ペンギン「・・・キャスケット、折れた骨があったら船長に言うんだぞ。」
キャスケット「
・・・・・もう、いいです・・・。





Side B fin.


基本的にベポの部屋にはなにもない方向で。
たまに絵で分かるペンギンの「人体の壊し方」の本を貸してもらったり。
ベポとローがいちゃついて周りが入れないのは日常茶飯事です(^w^)
キャスが可哀想なポジションなのも・・・日常茶飯事です・・・。

2009.05.17    水方 葎