キャスケットの料理講座
〜オニオングラタンスープ編〜
キャス「っていうか何でオニオングラタンスープなんですか?」
ロー「アオトのトコのおれがオニオングラタンスープ好きなんだよ。」
キャス「ああ、前あちらの船長がこっちに遊びに来た時、作りましたもんね。」
ロー「で、それをおれも飲みたくなったから。」
キャス「狽ツまり船長の気分!!?」
ロー「・・・んだよ。文句あんのか?」
キャス「いえ。食べてくれるだけで嬉しいんで!!(一口食べて"もういらない"とか言うだろうなぁ…)」
ペンギン「材料揃えたぞ。」
キャス「あ、すいません用意させちゃって!有難うございます。じゃあ始めましょうか!」
*材料*
・玉ねぎ(一人分が半玉くらい)
・人参(三人分で一本くらい)
・パン(バケット)(食パンなどでもOK)
・ブイヨン(固形1ついらないくらい)
・チーズ(ピザ・トースト用などのとろけるやつ)
・塩&油
ロー「ふぅん…結構材料少ねぇんだな。」
キャス「ええ、まあ。あ、あと勿論水も要りますけどね?」
ペンギン「水は完成量より気持ち多めを目安にしてくれ。」
ロー「それにしても量がアバウトだな…」
キャス「う・・・。毎回特に量を計って作ってるわけじゃないんで、色々目測なんですよ。」
ペンギン「まあ、おれたちは料理人でもないしな。」
*料理*
キャス「人参から先に切りまーす。」
ペンギン「切り方おかしくないか?スープものはいちょう切りだろう?」
キャス「べっ、別に食べれればいいんですよ食べれれば・・・(汗)」
キャス「で、人参を下茹で(先に軽く茹でておく)してる間に玉ねぎ切ります。」
ペンギン「なるべく薄くスライスした方がいい。」
キャス「・・・・・・。」
ペンギン「・・・・・。・・・まあ、好みだな。」
ロー「薄い方が早く火に通るからか?」
ペンギン「正解だ、船長。」
キャス「油引いて、強火で炒めて、」
キャス「炒めて、」
ロー「塩は?入れねぇの?」
キャス「あっ、入れます入れます。」
ロー「水分抜くためか?」
キャス「えっ・・・?えーと・・・(チラッとペンギンを見る)」
ペンギン「(溜息)その通りだ。」
キャス「水分が抜けたら弱火にして更に炒めます。」
ロー「結構茶色になってっけど。」
キャス「まだまだ。1時間くらいは弱火で炒め続けます。」
ロー「・・・・放っといていいか?」
キャス「火に気を付けてたまに菜箸で動かせば問題ないですよ。」
キャス「炒めてる間暇なので、器とかの用意をしまーっす!」
キャス「船長どれが良いですか?」
ロー「おれ赤。ペンギン白、キャス緑な。」
キャス「泊<b!!」
ペンギン「別にどれでも構わないぞ。」
キャス「それにしても時間空いちゃいましたね。どうしましょうか。」
ペンギン「カードゲームでもするか?」
ロー「ポーカーやろうぜ。」
〜1時間(くらい)後〜
キャス「はぁ・・・。おれ、ギャンブルの才能無いのかも・・・。」
ロー「お前にんなモンあるかよ。」
ペンギン「(というより何だ、この…船長の異常な勝率は…。)」
キャス「うぅ・・・。気を取り直して、フライパンの様子ですけど。」
ロー「何か凄いグシャグシャになってるぞ。」
キャス「撮影も悪かったんですよ。ちょっと設定間違えちゃって。」
ペンギン「中身の様子はこれで問題無いぞ。」
ロー「ふぅん…。」
キャス「で、鍋に移し替えて、飲む量を考えて水を入れまーす。沸騰したお湯じゃなくて水で大丈夫です。」
ペンギン「火は強火でな。」
キャス「ここで人参も投入して、ブイヨンも入れます。」
ロー「このまま?」
キャス「んん・・・このままでもちゃんと溶けますけど、砕いたり削って入れた方が確実に早く溶けますね。」
キャス「沸騰してきたら沢山でてくる灰汁も取ります。」
ロー「玉ねぎ一緒に掬ってねぇか?」
キャス「うっ・・・き、気のせいですよ。」
キャス「灰汁抜き完了!」
ペンギン「あとは弱火で10分ほど煮込むぞ。」
ロー「終わりか?」
キャス「いや、次はその間にパンの準備します。」
ロー「パン?」
キャス「入れるんですよースープに。」
ロー「へぇ…。」
ペンギン「(いつも一口しか食べてないから気付かなかったんだろうな…。)」
キャス「周りが汚いのは気にせずに!」
ロー「きったね・・・。つーか全部酒かよ。」
ペンギン「パンは器に乗せる事が出来る程度、1〜2pくらいの厚みで切るといいぞ。」
キャス「はーい。あと、バゲットが無かったら食パンでも代用できますね。」
ペンギン「パンの耳とか使っても良さそうだな。」
キャス「要は入れれば何だっていいんです(笑)そんな本格志向じゃないですし。」
ロー「で、焼くのか。」
キャス「焼いても焼かなくてもどっちでもいいんですけど、個人的にカリッとなってた方が好きですから。」
ペンギン「スープに浸せばふやけてあまり差異は無いがな。」
キャス「・・・・・・・・焼いた後に言わないでくれますか?ペンさん・・・orz」
ロー「お、鍋の方もういいんじゃねぇの?10分くらい経ったぜ?」
キャス「はーい!」
キャス「器に移しまーす!」
ロー「おれこんなにいらねぇけど。」
キャス「船長の食べる量に合わせたら、器なんて味見用の小皿で良くなっちゃうじゃないですか。」
ロー「そうか?」
ペンギン「(その通りだな)」
キャス「焼き上がったパンを乗せて、」
キャス「チーズも乗せます!」
キャス「そしてレンジへ!」
ペンギン「本当ならきちんとオーブンでチーズに焦げ目が付くまで焼くのだが…。」
ロー「この家にはオーブンレンジしか無ぇからな。」
キャス「まあ、チーズが溶けるくらいレンジでチン♪で良いじゃないですか。そんな本格志向でも(略)」
ロー「全部その言葉で済まそうとしてないか?お前。」
キャス「(ギクッ)」
完 成 ! ! !
キャス「出来ましたよー!熱いので気を付けて下さいね。って船長!言ってる傍から直で持とうとしないで下さい!」
ロー「んぁ?」
ペンギン「(心臓に悪い船長だ…)」
キャス「食卓も用意出来ましたよー♪ベポも来れば良かったのに。」
ロー「熱いのより生モノがいいってよ。」
キャス「生々しい!」
ペンギン「酒は色々用意したぞ。船長が好きな蜂蜜ワインと、濁り梅酒、航海中と同じビール、炭酸日本酒。」
ロー「おれ達がいつも飲んでるビールなんてよくあったな。」
ペンギン「札に"ヨーロッパで航海中に飲まれた大航海ビール"とあったぞ。」
キャス「謳い文句軽・・・。」
ペンギン「いただきます。」
キャス「いっただっきまーっす!」
ロー「・・・いただきます。」
ペンギン「やはりパンはふやけているな。」
キャス「撮影とかセッティングとかしてて少し時間経っちゃいましたしね。」
ロー「ん・・・。でも、うまいぞ?(もきゅもきゅ)」
ペンギン&キャス「(あの船長が・・・!!チーズを頬張ってる・・・!!?)」
ロー「・・・ふぁんらよ。(なんだよ、と言いたい)」
キャス「いえいえいえいえ!何でもないです!!」
ペンギン「船長が口に物を運んでくれるだけで、この企画をした甲斐があったというものだ。」
キャス「おれも作ってよかったぁああ・・・。」
ロー「・・・(せっかくキャスが作ったし、…半分くらい、食うか…)」
キャス「満足ー!次は何作ろうかな?」
ご馳走様でした!!!
〜オニオングラタンスープ編 終了!〜
結局ローは3分の1くらいでギブアップしました^^
普段食べてない人が食べようとしても胃が受け付けないよね!それでもキャスは食べてくれた事が嬉しかったみたいです^w^